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買うべきか買わざるべきか

2009年10月6日 - 1:56 AM

またまた家庭の話しです。

DS(任天堂の携帯ゲーム機)がほしい子どもたち。
子どもにゲーム機は必要ないと思っている私。
真っ向から対立しています。
もう4〜5年、結構長い対立です。

先日も
「◯◯君と△△君がDSで通信対戦してて、一緒に遊べなかった」と息子。

子どものうちはゲームなんかしてんと、
友だちとくんずほぐれつ押し合いへし合い遊べ!と思っているのですが、
ゲーム機がないと遊べないって、なんてパラドックス。
もういいかげん限界かな〜と思っていたところ、
雑誌で「親業」の「勝負なし法」の記事を読む。

お〜、「親業」
そういう手があったか。

子どもがまだ乳児の頃「親業」の本片っ端から読んで、
「なんて素晴らしい子育て、子どもが大きくなったらぜひ実践するわ♡」と
新米お母ちゃんは目をキラキラさせていたのですが、
人間の器が小さい私には到底なしえなかった「親業」です。

〈親業の参考書的サンプル〉
子「雨だから学校に行きたくない」
親「雨だから学校に行くのがいやなんだね」(これを「能動的な聞き方」と言う)
子「だってランドセルが濡れるんだもん」
親「そうかランドセルが濡れるのがいやなんだ」
子「うん、だってみんな大きい傘さしてるのに私だけ傘が小さいんだもん」
親「傘が小さいからイヤなの」
子「うん、(少し考えて)ねえお母さんのあの傘貸してくれる?」
親「いいよ」
子「ほんと?じゃあ私学校に行く!」

能動的な聞き方に徹していると、子どもが自分の問題を自分で考えて解決できる、と。
素晴らしいでしょ?

〈うちの場合〉
子「雨だから学校に行きたくない」
私「雨だから学校に行くのがいやなんだね」←がんばって能動的な聞き方
子「いや、いや、いや、行きたくない」
私「そう、行きたくなんだね」←まだがんばってる
子「行きたくないって言うてるやろ!ギャーーー」と泣きわめく。
私「うるさいわー」 ←はい、もう無理

THE END
全く参考書通りになったことおまへん。
結局「親業」を持ってしても親子のコミュニケーションは難しいと学びましたの。おほほ。

で、「勝負なし法」とは、
能動的な聞き方に徹しても解決できない問題を解決する方法で、
親の意見を強制したり押し付ける(親が勝つ)のではなく、
妥協して子どもの意見を通す(子が勝つ)のでもなく、
お互い勝ち負けなしの納得いく方法を探す、って感じ。

うちの場合、
子どもにゲーム機必要なしで押し通す(親が勝つ)
必要ないと思いつつも仕方がないから買う(子が勝つ)以外で、
お互いに納得いく方法を探す。
時間はたっぷりとって、白い紙を用意して、
お互い思いついた解決策を書き出していく。

子「自分のお金で買う」←お金の問題ではありません

子「一日一時間にしてあとは外で遊ぶ」←私は仕事があるので管理できません

子「みんなが持ってるからほしい」←それは解決策ではありません

私「二人とも通知表オールAなら買ってもいい」←声を揃えて「むり〜」

私「目が悪くなる」←これは解決策ではありません

私「脳トレの開発者川嶋某は自分の子どもにはDSさせてないらしい。時間の無駄やって。
あんたたち任天堂に踊らされてるよ」←これは解決策ではなく「脅し」です

私「世間の大人はなんで子どもにゲーム機与えるの?仲間はずれがかわいそう?
それって愛情?」←完全に論点がおかしいです

私「でも今DSしてないせいで将来ゲームオタクとかネトゲ廃人になったらどうしよう」←迷走始めました

これを横で聞いてたパートナー「なんのディベートしてんの?」

がーん。
「勝負なし法」とか言いながら、
やっぱり完全に子どもを言い負かす方向に走ってしまう私。
だってゲームしてる子ども見るのつらい。(これ「親業」で言うところの「わたしメッセージ」)
子どもの時間は今しかないのに。
ああ、これって時代錯誤も甚だしいんやろな。
親の価値観押し付けまくり。

♪はぁ、新聞ねえ、テレビもねえ、DS買ってもらえねえ
オラこんな家イヤだ〜 こんな家イヤだ〜

子どもたちの心境歌ってみました。

DPP_061
パソコンで攻略法を見ながら
ルービックキューブに熱中する息子。
パソコンの画面を見つめたまま
一切ルービックキューブを見ずに動かす。
正直恐い…
将来はやっぱ日本橋系やんな…

Comments

k

2009年10月6日 1:56 AM

私の場合、「脅し」「論点がずれてる」「迷走」ばかりだと思います。
今のところ、我が家の場合は何を買ってもいいが、自分のお金で。
(これは、お小遣い制度導入後に、決定)
お陰で守銭奴と化しそうなうちの子達。
次女は、半年後にせまったお小遣い制度(小1から)を、導入される前にいかに買ってもらうかばかりを考えている。
大人も子どもも「制度導入前」は、あせって「駆け込み購入」に走るんだな。

あれ?やっぱり論点ずれてる?

でも、ご子息のこの素晴らしい集中力。
日本橋系じゃない方向に、生かしたくなる?!
まぁ、「やりたいこと」が大事だからね~。

Kyon

2009年10月8日 1:56 AM

生兵法は大?!怪我の元て言うけど、親業には、自然の結末に任せるいうんがあるとのこと。我が家のアホぼんたちが、DSを自分のもんにしたんも、自然の結末!?おかんがぼんやりという条件があってんけど・・・

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