夏休みの宿題

相談です。
読みたい本がないんです。

宮尾登美子、三浦綾子、山崎豊子、有吉佐和子が好きで、
司馬遼太郎の「坂の上の雲」を途中で挫折した私にお勧めの作家ないですか？
好きなキーワードは「女」「明治」「昭和」「戦争」「歴史」です。
現代作家で唯一好きなのは重松清です。
今日は暇つぶしに松本清張「砂の器」一気読み。
おもしろかったけど、「ミステリー」に全く興味のない自分を認識。
謎解きとかいらんわ。

読みたい本がないのでDVD見まくってます。
私の夏休みの宿題「女の幸せ」について考えるヒントを探して。

「少年メリケンサック」宮崎あおい
仕事に集中してたら彼氏に浮気された。でもその彼氏を利用して仕事を成功させた女の子の話。
自分を裏切った男を利用するなんて、女はこれぐらいタフじゃないとって？
でもそれって相当ファンタジー。

「ノン子36歳（家事手伝い）」坂井真紀
映像がびっくりするくらいきれいで心洗われるけど、ストーリー全くイミフ。
36歳バツイチ女子が26歳男子とSEXしたかっただけ？ま、それもありか。

「余命」松雪泰子
妊娠と同時に乳がん再発。というシリアスストーリーなのにつっこみどころ満載でワロタ。
松雪泰子渾身の演技で感動の出産シーン。なのに生まれた赤ちゃんモロ人形！
夫（椎名桔平）の職業がカメラマンで相当なクズ男。
やっぱりカメラマンってそんな印象？だよね〜。
母が命をかけて生んだ子どもも数年後にはクズカメラマン…。そんな未来を想像させるラストシーン。

「秋深き」佐藤江梨子
良い作品です！こう言う映画がいつも見たいよ。
1940年代に発表された浪速の文豪、織田作之助の短編を現代に置きかえて映画化。
切ないおもろい夫婦の物語。またまた妻が乳がんを患うのだけど「余命」より下世話な感じが丁度いい。
大阪が舞台ってだけでひいき目で見てしまうけど、
この作品、大森カメラ店が間借りしているクレオ中央のすぐそばでロケされてて、
「うお〜、これあそこやん！」ってシーンがいっぱい。ロケ地の9割特定できます。

「秋深き」うしろ生国魂神社です。

「実録・連合赤軍あさま山荘への道程」坂井真紀
恐い、恐い、恐すぎる。
連合赤軍の演技迫真すぎて、観る側にもんのすごい精神的圧力かかりますから。
しかも190分て。
でもこういう状況での人の気持ちにはやっぱり興味わいてしまう。
まだ恐怖におののいてるので、この映画を「総括」するには3年くらいかかると思う。

「天然コケッコー」夏帆
「実録・連合赤軍あさま山荘への道程」を観た後、
とにかくなんかさわやかな作品観て心を洗わなくては…と手に取った。
島根県の自然、方言、美少女、淡い恋。すべてがさわやか。
クーラーの効いた部屋でDVD三昧の不健康な私の夏休み。
この作品で、おばあちゃんの田舎に里帰りしたような、
健康的な夏休みを満喫した気分になりました。良いです。
夏帆ちゃん、かわええ